1月中旬、待ちに待った子供♀が誕生しました。
いまのところ母子ともに健康。2人ともすでに退院して家で過ごせています。
お産はというと、結局のところ19時間もかかりました。
陣痛がはじまってから生まれるまでがいろいろ大変で
いい機会なので我が家のお産までの経緯をまとめてみました。
入院のタイミング
お産がそろそろ近いかな?
以下のような兆候があるとき、お産が近いサインと言われています。
- 胃の圧迫感がとれる
- おなかが張りやすい
- お小水が近くなる
- ももの付け根がつっぱる
- おりものが増える
わが家でもいつ陣痛がはじまっても良いように準備をしました。
もちろん遠出を避けるようにしました。
入院時に持っていく荷物もそろえておきます。
自分(パパ)にとって一番つらかったのは、予定日の3週間くらい前からお酒を控えなきゃならなかったことかな
田舎の場合は、嫁を車に乗せて病院に連れていきますからね。
入院の準備(入院の時にもっていくもの)
お産が近づいてきたら、入院の時に持っていくものを揃えておきます。
うちはボストンバック1個と紙袋(大)1個の荷物になりました。
病院から指示がありますが、だいたいは同じじゃないのかな?
妊婦(嫁)のもの |
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母子手帳 |
洗面器 |
歯ブラシ |
コップ |
シャンプー |
リンス |
ボディーソープ |
はし |
スプーン |
マグカップ |
ティシュペーパー |
メモ帳 |
ボールペン |
印鑑 |
お金(小銭) |
スリッパ |
ファイスタオル |
バスタオル |
産前セット(病院の売店などで販売) |
生理用ショーツ |
授乳用ブラジャー |
母乳パット |
時計 |
ヘアゴム |
マスク |
ドーナツ型クッション |
ドライヤー |
災害時用に飲料水500mlペットボトル1本 |
赤ちゃん用 |
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バスタオル2枚(おくるみ用) |
あご当て用ガーゼハンカチ 6枚くらい |
おりしふき 1パック |
ビニール袋(使用ずみおむつ用)6~7枚 |
赤ちゃん用の着物 1組 |
チャイルドシート(車の場合は退院時に必須) |
ついに陣痛か?
予定日6日前の午前3時のこと
「お腹が痛い..」
と嫁に起こされ、慌てて飛び起きました。
陣痛は夜中にはじまることが多いと聞いてましたが、わが家もでした。
痛みの間隔は?と聞くと、だいたい13分間隔。
入院の目安とされているのは、陣痛の間隔が
初産は7分~10分ごと
経産は10~15分ごと
1~2時間様子を見て強くなるようだったら入院です。
うちの場合は経産婦だったため、早めに病院へ電話。
準備して待ってますと言われて病院に行きました。
車で病院へ向かっている途中
「あれ?痛みが遠のいた」と嫁、案の定、病院に行って診察を受けると
助産師さんに「子宮口がまだ1cmくらいしか開いていないから」と言われて家に帰されました。
嫁は「ごめんね、陣痛と間違えたみたい」と平謝りでしたが
病院によると、こういったことはよくある話で、特に経産婦は陣痛から破水までが早いらしいので
全然はずかしい話ではないそうです。
そんなこんなで1回目の陣痛は空振りに終わり、いったん家に引き返しました。
2回目の陣痛(今回は本物か?)
家に帰ってから10時間ほどたった夕方
また嫁が「お腹が痛い..」と言い出しました。
前回のことが頭にあったのか、本人は2時間くらい我慢していたようで
今度の痛みは前よりも強く、定期的にきているため陣痛と確信しているようでした。
さっそくストップウォッチで計測したところ
痛みの間隔はきっちり10分、今度は間違いないと思い病院に電話して無事(笑)?入院する運びとなりました。
陣痛から分娩まで
お産の過程
妊婦のお腹には、センサーのようなものを巻かれ、陣痛の間隔や強さを計測し、進行状況を把握されています。
また子宮口がどのくらい開いているかで進行状況がわかります。
入院した時は1~2cm、最終的に8~10cm(全開)に達すると破水するようです。
(子宮口があまり開いていなくとも破水する場合はありますが)
子宮口が全開(8~10cm)となるまでは陣痛室、その後は分娩室に移動します。
最近は陣痛室と分娩室が同じになっているLDR(LaborDeliveryRecovery)での出産が多いようです。
我が家の場合もLDRでした。
LDRは陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の略だそうです。
陣痛から子宮が全開になるまでのおおよその時間(あくまで目安)は
初産婦で10~12時間、経産婦で4~6時間と言われています。
また、その後の分娩(子供が誕生する)にかかる時間は、初産婦で2~3時間、経産婦で1~1.5時間と言われています。
まだまだ先が長い、長期戦を覚悟しました(;^ω^)
付添人はどこまで一緒にいれるのか?
うちの場合は立ち会いをしませんでした。
では立ち会わない場合、付添人(私)はどこまで妊婦と一緒にいられるのでしょうか?
答えは、分娩に移行するタイミングです。
もちろん陣痛の間であっても、助産師さんが検診(子宮口の開き具合)を確認するときなどは、一時的に部屋から追い出されます。
付添人は何をするの?
付添人は暇じゃありません。
妊婦に水を飲ませたり、腰をさすってあげたり、時にはおりしを強く押してあげるなど補助を行います。
後半は声をかけたりする気力もなくなるくらいヘトヘトに疲れます
陣痛が5~10分間隔の時は、痛みもそれほどではないため、腰をさすってあげる程度で大丈夫です。
ところが、陣痛の痛みが激しくなり、間隔も5分をきってくると、腰をさすってもあまり効果がありません。
陣痛の後半では、赤ちゃんがだいぶ下にさがってきます。押す位置を変えてあげると妊婦が楽になります。
私が教わったのは、手をグーにして、お尻を力いっぱい強く押す方法です。ちなみに妊婦は横を向いて寝ています。
どれくらいの強さで押すのか?ですが、
体験した私のイメージでは、全身全霊、全体重をこぶしにのせてお尻をアッパーカットするイメージです。
これを後半、1分おきくらいに行わなくてはならないため、もう気力体力ともにスッカラカンになるのです。
しかも徹夜だったこともあり、睡魔と格闘しながら「早く産まれてくれー」って心の中で繰り返し絶叫してました。
ついに誕生!分娩はあっという間に
入院してかれこれ17時間が経過したころ、嫁の疲労がピークに達し、衰弱しきっている状態になりました。
助産師さんからも「あと1時間様子を見て破水しないようなら陣痛促進剤を使いますね」なんて言われていたさなか、
タイミング良く朝食が運ばれてきました。
ふつうは食欲が出ないらしいのですが、うちの嫁はこの時きちんと食事をしたことが功を奏して
おそらく体力が回復したおかげで
そのあとすぐに、念願の「バシャ!」って音が聞こえました。
そうです、ようやく破水しました。
その後は助産師さんが慌ただしく部屋を準備して「旦那さんは退出してください」って言われて、無事に追い出されました
ようやくお役御免!家も病院から近いこともあって
「確か分娩は1時間以上かかるはず?じゃあいったん家にもどってシャワーでも浴びて戻ってこよう」と思って家に帰りました。
シャワーを浴びて朝食を食べて、気持ちも体もさっぱりして1時間後
病院に戻ってきてびっくり!
看護師さんが「30分前に産まれましたよ~」って言うじゃありませんか。
子供の誕生を喜ぶ気持ちより先に「産まれた瞬間は実は病院にいませんでした!」とは嫁には口が裂けても言えないないと思って
墓場までこのことは持って行こうと思いましたとさ
まとめ
分娩に移行したら子供の誕生はもうすぐそこ!
間違っても家に帰ろうなんて思わずに、そのままじっと病院で待機すべし!
P.S.
出産時間は19時間(陣痛18.5時間、分娩0.5時間)と、経産婦にしては難産でした。
無事♀ 2,815g の元気な赤ちゃんが産まれました。
早速、産まれた翌日からやさしくわかる 月齢別 育児のきほん事典を読んで子育ての勉強をしています!