PHPの基本ルール

基本ルールについて

このページでは、PHPを使っていく上で最低限知っておかなければならないルールについて説明します。
ここで紹介しているコードはPHP5.6[eclipse]で動作を確認しております。

PHPはスクリプト言語

PHPはスクリプト言語です。HTMLの中にPHPタグを埋め込みます。

<?php

 

?> 

上のスクリプトブロックがPHPタグですが、この中に命令文を記述していきます。

下記のような場合でも、Webサーバは<?php ~ ?> の中に記述された命令だけをPHPだと解釈して実行するため、HTML部とPHPが混在していても動作します。

<!DOCTYPE html>
<head>
<title>はじめてのPHP</title>
</head>
<body>
  <?php
   print 'Hello World!';
  ?>
</body>
</html>

 

PHPタグの終わりの「 ?> 」は省略しても良い?

ファイルの終わりがPHPタグの ?> で終わる場合には、省略しても良いことになっています、というよりは省略してください(命令形)

次のように、PHPだけが書かれているような場合です。

<?php
print 'Hello World!';

 

拡張子は.php

一般的にPHPのコードが記述されたファイルを保存する場合、拡張子は「.php」とします。

一般的に、と書いたのは、Webサーバ(Apache)の設定で自由に変更することができるからです。

適切な拡張子で保存されなかった場合は、WebサーバでPHPのコードは実行されません。

 

文の終わりはセミコロン(;)で区切る

PHPではセミコロン(;)で文の終わりを認識します。

このセミコロンを忘れることが非常に多いため注意してください。

VBのような改行を文終わりと判断する言語と異なり、長い文の途中においても改行を加えることもできます。

echo
"Hello World"
;

長い文は、適切な場所で改行を入れることで可読性が高まりますが、やりすぎはかえって逆効果、ほどほどに。

また、単語の途中などで改行をするとエラーになります。

 

大文字/小文字は区別しない

命令の大文字小文字を区別しません。

echo "Hello World";
ECHO "Hello World";

どちらも正常に処理されます。

コメントアウト

処理の概要、更新履歴といったメモ情報を残すための機能です。

後々になって、コードを読み返したときに、どんな内容だったのかを知るために役立ちます。

 

HTML内でコメントを使う場合

<!-- これはコメントです。 -->

「ソースの表示」を使えば誰でも見ることができてしまうため利用を限定した方がよいでしょう。

 

<!--?php ~ ?-->内でコメントを使う場合

コメントが一行の場合は //

// これは単一行のコメントです。

 

コメントが複数行の場合は /* */

/*
これは
複数行の
コメントです。
*/