先日、僕は娘のAndroidスマホにNortonインターネットセキュリティプレミアムをインストールしました。
有料版で、スマホ、パソコンどちらにも対応、3台までインストールできて、3年間使用できるライセンスでした。
Amazonのセールで購入したため、値段は¥10,382(税込)、1台/1年あたり¥1,154の計算です。機能を考えたら安いと思います。
実際に入れてみると、こんなこともできるの?と驚きの機能が満載です。
子供のスマホをきちんとコントロールしたいと思われている親子さんはおすすめですが、コントロールしすぎると大変なことになりますのでご注意を!
僕の場合はプライバシーの侵害だ!と怒られ、以来まともに口も聞いてくれません。いえ、、もともと口は聞いてくれませんが(笑)
いままで無料のセキュリティソフトを使っていて、今回なぜ有料版に切り替えたのか?そして僕の場合はこんな感じで子供のスマホをコントロールしている、そんな話を書いてみたいと思います。
娘のスマホについて、セキュリティ対策を考えるきっかけ
- 私のFacebookアカウントが乗っ取られる
- 知り合いのパソコンがランサムウェアに感染する
- 娘がいつの間にかFacebook、Twitterを始めていた
私のFacebookアカウントが乗っ取られる
気がついたら詐欺広告が勝手にFacebookページに掲載されていました。発覚するのが早かったので、被害は出ずに済んだのですが怖かったですね。
危うく友達を失いかけました。
パスワードは8桁以上、大文字 + 小文字 + 数字の組合せでしたので強度は高くもないが、低くもない。
まさかキーロガーじゃないだろうかと疑いましたが、ノートンでウィルスチェックをして何も見つからなかったのでとりあえず安心。パスワードが破られただけなのかもしれません。
キーロガー(Keylogger、またはKeystroke logging)とは、コンピュータ(パーソナルコンピュータ)へのキー入力を監視してそれを記録するソフトウェアもしくはハードウェアである。
引用元:https://ja.wikipedia.org
知り合いのパソコンがランサムウェアに感染する
知り合いのパソコンがosiris(オシリス)と呼ばれるランサムウェアに感染したことも衝撃を受けました。
無料のウィルス対策ソフトをインストールしていたのですが、防ぐことができなかったようです。定義ファイルが古かったり、プログラムのバージョンが古かった可能性もありますが、そもそも無料の対策ソフトだったため、発見できなかった可能性があります。
「ランサムウェアに感染したら諦めるしかない」と知り合いには伝えました。
やはり無料の対策ソフトはダメだとこのとき実感しました
ランサムウェア(英語: Ransomware)とはマルウェアの一種である。これに感染したコンピュータはシステムへのアクセスを制限される。この制限を解除するため、被害者はマルウェアの作者にransom(身代金)を支払うよう要求される。数種類の形態のランサムウェアは、システムのハードディスクドライブを暗号化し(暗号化ウイルス恐喝)、また他の幾種類かは単純にシステムを使用不能にし、ユーザーに対して身代金を支払うようにそそのかすメッセージを表示する。
引用元:https://ja.wikipedia.org
娘がいつの間にかFacebook、Twitterを始めていた
思春期真っ只中の長女とは、ここ1年まともな会話をしていません。
Facebookを見ていて「知り合いかも」のエリアに娘の名前が、まさか!と思って覗いてみたら僕の娘でした。嫁に聞いたらtwitterもやっていることが判明。
会話もないので娘が何しているかほどんど不明。いまどきの子なのでSNSはやっている、でもLINEだけだろ?と楽観視していた僕は驚きです。
FacebookもTwitterも利用方法を間違えると危ない目に遭う危険性があります、特に女の子は・・、これはマズイなと危機感
こういったことがきっかけとなって娘のスマホは無料版のセキュリティソフトで大丈夫か?と考えるようになりました。
Androidスマホにウィルス対策ソフトは必要か?の議論はもう不要
格安SIM+白ロムケータイの組み合わせで利用している場合、ウィルス対策ソフトは自分でインストールしなければなりませんよね。
多くの人が無料のウィルス対策アプリですませていますし、僕も娘もそうでした。
インストールすらしていない人も結構いるんじゃないかな?
ググってみたら、「Androidスマホにウィルスソフト不要」と書かれている記事がいくつも見つかります、しかもGoogleが言っているよ、みたいなことが書いてあるんで、僕でも以前は信じていました。
でもそのような記事は数年前に書かれたもので、確かに昔はGoogleもそんなこと言っていたようです。
今やインターネットバンキング、株式投資など金銭に絡む情報や、SNSなど個人情報を扱う機会がパソコンよりも圧倒的に多いはず。
ということは、攻撃者の立場になって考えたら狙う標的にしやすいってことではないですか?
実際、世界で発見されている新規のマルウェアの多くは、Androidをターゲットにしているそうです。
マルウェア (malware) とは、不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称で、コンピュータウイルスやワームなどがある。
引用:https://ja.wikipedia.org
それでもセキュリティソフト不要と考える方のために、どのようなセキュリティリスクがあるのかご紹介したいと思います。
Androidスマホで考えられるセキュリティリスクについて
キーロガー
キーロガーとは、キーボードの入力情報を読み取るマルウェアで、読みよったID、パスワードを第三者に送信します。
キーボードの入力情報のため、ID、パスワードだけに限らず、メールの本文に入力した内容なども該当します。
浸入経路は、キーロガーが組み込まれた不正アプリをインストールしたり、メールの添付ファイル含まれている場合があります。
もしインターネットバンキングのログイン情報が盗まれでもしたら不正送金されてしまう!そう考えると怖いですね
ランサムウェア
スマホをパスワードでロックして使わせないようにするマルウェアです。お金を支払えば解除パスワードを教えてやると脅迫してきますが、お金を払ってもパスワードは教えてくれません(笑)
最近では、ファイルを強力な暗号化を用いて無効化するタイプのものも出ているため、感染した場合はもう諦めるしかありません。
データをバックアップしていなかった場合には、それまでのデータが全てパーです!
フィッシング詐欺
実在のサイトとそっくりに似せた偽物のサイトへ誘導し、IDやパスワードを盗みとります。
メールの本文に記載されたURLをクリックして誘導するタイプが多いようですね。
私のところにも、よく○○銀行と称して「あなたのアカウント情報が不正に取得された可能性があるため、下記のURLからログインしてパスワードを変更してください!」と書かれたメールがきます。URLのジャンプ先はもちろんフィッシングサイトとなっており、ここでパスワードを入力してしまうと盗まれる仕組み。
スマホの乗っ取り
スマホを第三者が乗っ取り、遠隔操作で保存されている情報を盗みだそうとするマルウェアです。
乗っ取られるため、カメラ機能を勝手に使って盗撮されたり、GPSをONにされて位置情報を知られてしまうこともあります。
これも不正アプリのインストールや暗号化されていないフリーのWifiなどから侵入されるケースが多いです。
スマホの盗難・紛失
パソコンよりも小さくて持ち運びやすいため、うっかりどこかに置き忘れてしまい、盗難被害に遭う可能性が高い。
パスワードロック、SIMロックをかけていたからといって、情報漏洩が100%防げるわけではありません。
Nortonインターネットセキュリティプレミアムを入れて対策してみました
スマホのセキュリティリスクがわかったところで、購入したセキュリティソフトで具体的に何ができるのか見てみたいと思います。
ウィルス検索機能
定義ファイルベースのウィルス検索を行えます。NORTONは定義ファイルに登録されている情報量が無料版と比べて圧倒的に大きいため、検知率が高いと思います。
ただ残念なのは、スマホにおいてはSONAR検索が行えないということ。(PC版ではSONAR機能はあります。)
SONARとは、ふるまい検知機能のことで、定義ファイルにまだ登録されていない新種のウィルスなども、動作を見てNGかどうかを判断してくれるというものです。
また、スマホ版ではリアルタイムスキャンはありません(PC版はあります)、スケジュール起動が基本で、定義ファイルが更新された時にも自動でスキャンはかかります。
娘のスマホ、色々アプリを入れていますが、スキャン時間は1分弱、電池消費も高くありません。
マルウェアは見つからなかったようです
デバイスのロック
他の端末からSMSコマンドを送ることで自分のスマホをロックできる。
紛失した端末がインターネットに接続されている状態で使える機能です。
スマホの検索
他の端末からSMSコマンドを送ることで自分のスマホの現在の場所または最近あった場所を検索できるというもの。
インターネットに接続されている状態で使える機能です。
娘が出かけていても今どこにいるかこれで一発!一歩間違えたらストーカーですかね。
スクリーム
スマホを紛失した場合、ボリュームがオフになっていても警告音を鳴らすことが。
インターネットに接続されている状態で使える機能です。
どんなスクリームが音となって出るか試しに使ってみよう、楽しみだな?ウフフ・・
リモート撮影
遠隔操作で写真を撮影。
インターネットに接続されている状態で使える機能。
上手くいけば犯人の証拠写真をパシャリ?そんな上手くいくかな・・
ワイプ
デバイスを遠隔で出荷時の状態に戻し(初期化)、すべての個人データを消去する機能。
インターネットに接続されている状態で使える機能です。
紛失した直後にワイプすることで、情報の漏洩を未然に防ぐことが
娘が生意気な口きいたら仕返しにワイプしてやりましょう!
ノートンファミリーを使って監視
はい、問題なのがこの機能!
使いすぎると子供との関係が崩壊します。笑
子供に見させたくないWebサイトを遮断したり、警告を出すことも
カテゴリごとにブロックすることができます。これは便利!
曜日別にスマホを操作できる時間帯や、1日の上限を何時間までにするか、などを設定できます。
その他の機能
暗号化されてないWifiを暗号化通信に変えて保護
閲覧したWebページを監視して危険なサイトであれば遮断
スマホにインストールされているアプリでプライバシーを侵害しているものがないか調査できます
まとめ
今やAndroidスマホの中身はパソコンとほとんど同じため、ウィルスソフトは必須。
特にインターネットバンキングなどをやっている人は無料版ではなく有料版が良い。
有料版も年間¥1,000ちょっと出せば購入できる。
Nortonインターネットセキュリティプレミアムであれば、子供のスマホ使用を安全にコントロールできるので激しくオススメしたい!
定期的に行っているセールでお得に購入することができるため、Amazonが狙い目です。