iNotes(NotesのWeb版)のメールに関する備忘録です。
※使用バージョンは「Domino Release 9.0.1FP4 (Windows/64)」
よく問合せがあるのは、メール画面では行間が広くないのに、印刷して紙で見ると行間がとても広がっている場合があります。
当然、行間が広がることで印刷枚数が2枚、3枚と想定外の枚数出力されるので紙の無駄使いとなります。
現状を再現してみてわかったこと
- Outlookから送信されたメールである
- HTML、またはリッチテキスト形式のメールである
- Outlookで本文を作成する際、[段落設定]で行間が広いか、自動になっている
- Outlookで本部を作成する際、Shift+Enter(改行)ではなく、Enter(改段落)を使用している
- iNotesの印刷機能で出力している
以上4点が再現する過程でわかったことです。
補足までにMicrosoft Office の「改行」と「改段落」の違いを説明
Office製品は
- Shift+Enter:改行
- Enter :改段落
で仕様が統一されています。
「今日、私は東京へ遊びに行きました。」
上記文章をShift+Enterを使って文節ごとに改行してみます。
今日、
私は
東京へ
遊びに
行きました。
Office製品は段落単位で「文字の配置」、「段落設定」、「スタイル」が適用されます。
そのため、1行目の「今日、」にカーソルがある状態で右寄せにすると、
私は
東京へ
遊びに
行きました。
全ての行が右寄せになります。
これがEnterで改段落になっていた場合、
私は
東京へ
遊びに
行きました。
のように1行目だけ右寄せとなります。
複数行をひとかたまりとして、まとめて設定を適用したい場合などはShift+Enter(改行)が便利です。
印刷時に行間が広がる原因と対策
話が脱線しましたので元に戻します。
原因について推測すると、やはり元々は行間が広がったメールが送られているようです。
ただしiNotesの仕様で、行間を自動的に狭くWeb表示しているようです。
これが結果として事態をややこしくしていることに。。。
はじめから実体のとおりWebが表示されていればそれほど文句もこないはず。
暫定対策
Web画面で表示されている通りに印刷する方法があります。
メニューから選ぶと行間が広くなった実体が印刷されてしまうので、Ctrl+Pで印刷メニューを呼び出します。
そうすることで、Web画面の表示で印刷することができます。
ただ欠点があります。
それは、印刷ヘッダーが出力されないことです。つまり本文だけが印刷されるということ。
送信者、宛先、Cc、日付、件名などの付帯情報が表示されません。
もっと良い解決策が見つかりましたら、更新したいと思います。