たびたび発生をするOffice365(Exchange Online)でのフリーズ障害について、解決方法をまとめてみました。
フリーズが発生する事象について
Outlookの起動時に、メールの同期に以前より時間がかかり、各メールを読むためにクリックするとタイトルバーに『応答なし』と表示されてフリーズする。
マウスポインタがクルクル回った状態のまま固まる。。
同期がひと通り終わった後、応答なしの頻度は減るが、例えば「受信メール」が表示されている時に「送信済みアイテム」をクリックした時や、メール作成中に「上書き保存」、「送信」ボタンをクリックした時など、応答なしが表示されてフリーズする。
フリーズすると、十数秒から一分以上はそのままで、その後使用可能となる。
試したけれど効果がなかったこと
いずれも効果なしです。
- 調子が悪くなるよりも前の日付を選んでシステムの復元
- Officeの修復
- Exchangeキャッシュモードのオフ
- Microsoft Office 365 サポート/回復アシスタントの実行
4番目の、サポート/回復アシスタントは下記URLからダウンロード可能です。フリーズ以外の問題では役に立つのかもしれません。
https://diagnostics.office.com/#/?env=Prod
解決した手順
過去にも数回、フリーズする障害が発生しましたが、いずれも下記手順にて回復しています。
OST ファイルの削除を含むプロファイルの再作成
1. OST (データ) ファイルの削除
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックして [コントロール パネル] をクリックします。
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[メール] をダブルクリックして開きます。
※Outlook 2013 は [Mail (Microsoft Outlook 2013)] Outlook2016 は [Mail (Microsoft Outlook 2016)] となります。
3. [メール設定] のウィンドウで、[データ ファイル] をクリックします。
4. [ファイルの場所を開く] をクリックします。
※ Windows 7 環境で規定の設定でプロファイルを作成している場合、以下が該当のフォルダーとなります。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Outlook\
5. [新しいフォルダー] をクリックし、任意の名称のフォルダーを作成します。
6. 項番 5 で作成したフォルダーに、表示されているファイルとフォルダーをすべてドラッグ&ドロップで移動します。
※ 全部移動すると、作成したフォルダーのみ残った状態になります。
7. [アカウント設定] ウィンドウを [閉じる] で閉じます。
2. プロファイルの新規作成 (再作成)
1. Windows 画面の一番左下、[スタート] ボタンをクリックして [コントロール パネル] をクリックします。
2. 表示方法を [大きいアイコン] に変更し、[メール] をダブルクリックして開きます。
※Outlook 2013 は [Mail (Microsoft Outlook 2013)] Outlook2016 は [Mail (Microsoft Outlook 2016)] となります。
3. [メール設定] ダイアログ ボックスが表示されますので、[プロファイルの表示] をクリックします。
4. [Microsoft Outlook の起動時に使用するプロファイル] の項目の [使用するプロファイルを選択する] を選択します。
5. [OK] をクリックします。
6. Outlook クライアント起動します。
7. [プロファイルの選択] ダイアログで、[作成] をクリックします。
8. [プロファイル名] ボックスに、任意のプロファイル名を入力し、[OK] をクリックします。
9. [アカウントの追加] ウィザードが表示されます。
10.[電子メールアカウント]が選択されている状態で、下記の情報を入力し、[次へ]をクリックします。
[名前]、[電子メールアドレス]、[パスワード]、[パスワードの確認入力]
11.セットアップが完了したら、[完了]をクリックします。
3. 作成したプロファイルにて正常に同期されるかどうかを確認する操作
1. Outlook を起動します。
2. [プロファイルの選択] 画面で、追加作成したプロファイル名を選択し、[OK] をクリックします。
3. [パスワード] を入力し、[OK] をクリックします。