以前の記事でLenovo ThinkCentre M720tを購入したことをお伝えしましたが、中を開けてみたらケースファンが付いていなかった。
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ケースファンがなくとも動作的には大丈夫、ということなんでしょうが。HPやDELLのミニタワーだったら絶対についていたはず、なんだか納得がいかない。
だって筐体の上部に穴っぽい穴がないので、自然に熱を排出できない感じなんですけどね・・
さっそく2種類のケースファンを購入して取り付けてみたので記事を書いてみました。
ThinkCentre M720tに合うケースファンのサイズと取付位置について
ケースファンにはさまざまなサイズが用意されていますが、M720tに合うサイズは80mmです。
サイズを間違えたら取り付けることができないので、要注意を。
取付位置ですが、前面と背面にそれぞれ1カ所、合計2箇所あります。
前面は下部に、背面は上部に位置します。
取り付ける際の注意点としては、
前面吸気
背面排気
となるように、ファンの取り付け方向に注意すること。(ファンに風の流れる方向が書いてあります。)
前面から冷たい空気を取り込むと、温まった空気はケースの上部に溜まり、背面から排気されます。
効率の良い排気を考えたら、ケースは基本縦置きにしましょう。
暖かい空気ほど上に行く性質がありますので、排気効率がUPします。
ケースファンの位置が前面は下部に、背面は上部になっているのは、このためだと思われます。
静音を重視するなら、PWMファンがおすすめ
風量のコントロールには、電圧式とパルス式の2種類があります。
PWMファンは後者で、風量を高くしたり、低く抑えたりをコントロールできます。
なので、夏場は風量を上げて、冬場は下げたい、といったコントロールが可能になるわけ。
当然、風量を低く抑えることができれば、静音になります。
一方、電圧式は風量がずっと一定、常に全力で回り続けるため、音は大きいです。
音が気にならなければ電圧式で良いと思います。
ファンの電源コネクタは下の写真にある白い4ピンのコネクタです。
昔は3ピンもありましたが、いまはほぼ4ピンしかありません。M720tもすべて4ピンです。
4ピンはPWM対応、3ピンは非対応。ただ、PWMファンを3ピンの端子に接続しても使用はできます。風量をコントロールできないだけで。
逆に電圧式の3ピンファンを4ピンのコネクタに接続しても動作します。
PWMファンの動作設定はBIOSでも可能
M720tの場合ですが、ICE(Intelligent Cooling Engine)が搭載されており、BIOSで3つの動作モードを選択することができます。
- Better Acoustic Performance(静音重視)
- Better Thermal Performance(熱重視)
- Full Speed(最大風力)
標準はBetter Aoustic Performanceとなっていて、静音重視の動作モードが選択されています。
夏場であったり、熱い環境で動かすのであれば、Better Thermal PerformanceやFull Speedに変更します。
おすすめの 80mm ケースファンを紹介
PWMファン、取付はゴム式。コスパ最高。取付にはちょっとコツが必要。まぁゴム引っ張るだけなんですが・・
回転数:2,000RPM
騒音A:10db
RPMは1分間の回転数を、dbは騒音レベルを表します。
続いて電圧式、音はうるさいですが、確かな風量。固定はネジ式。
回転数:2,000RPM
騒音A:21db
取り付け例
写真のような感じになりました。大雑把な性格ですので、あまり綺麗ではないです。
フロントファンはこんな感じです。
青丸で囲った部分にあるコネクタに挿しました。
赤丸で囲った部分にフックがありますので、そこにコード類を引っかけると固定できていい感じです。
続いてリアファン。
青丸で囲った部分のコネクタに挿しています。
こちらも同様に、赤丸で囲った部分にフックがありますので、そこにコード類を固定しています。
最後に
僕の場合、前面にはPWMファン、背面に電圧式を採用しました。
騒音?そんなに気になるなら、パソコン本体をちょっとだけ離れたところに置けば気になりませんから!