
HowAl / Pixabay
スノーボードを始めて今年で5シーズン目に突入しました。
最近になり、ようやくカービングのコツが掴めてきた手応えがあります。
ロングとミドルがそれなりに滑れるレベル。
ショートターンはまだまだですが・・・
カービングやりはじめの頃、バックサイドターンが上手くできずに相当悩みました。
試行錯誤したものの、シュプールが綺麗な線にならず「ズレる」現象で悩んだものです。
バックサイドで「ズザザザー」って音がすれば、それは「ズレ」ている証拠です。
これから紹介するポイントがカービングのバックサイドターン習得のキッカケになれば嬉しいです。
カービングのバックサイドが上手くいくポイント
バックサイドターンのポイントは5つ。
「ズレ」でお悩みの方は、角付けの後に荷重するように強く意識してください。
- ターンに入る前にしっかり抜重
- ターン前半は足の左側で踏み込む
- ターン前半は「曲がろう」という気持ちを抑えて!
- 上半身をしっかり起こす
- 前足と後足は独立して荷重する
①ターンに入る前にしっかり抜重
抜重とは「重みを抜く」こと。雪面にかけていた重力を抜きます。
フロントサイドターンの終わりに抜重をしておかないと、バックサイドターンの入りで態勢が崩れます。
逆もしかり、バックサイドターンの終わりにしっかりと抜重しましょう。
最も簡単な抜重方法は、「立ち上がり抜重」
膝を伸ばして立ち上がり、体重を持ち上げます。
これが上級者となると、立ち上がらなくとも、沈み込んだままの状態で抜重ができるようになるのですが。
僕はまだできません。
②ターン前半は足の左側で踏み込む
カービングは踏ん張って滑るのではなく、切って進むイメージと言われています。
ターン前半で、下図のように足の左側面を使い荷重をすることが重要。
足の右側面が浮くような感覚になれば上手くいっている証拠です。
この時一緒に腰をしっかりと捻り、後ろ足の膝が前足の膝に重なるようなイメージを持って(実際には重なりませんが・・・)前足荷重します。
③ターン前半は「曲がろう」という気持ちを抑えて!
ターンの前半で曲がろうという気持ちが強すぎると、エッジがカチッとハマる前にターンが始動してしまい。ズレの原因になります。
ターン弧の外側に直進して行く、それくらいの気持ちで行きましょう。
スピードも出るので、慣れるまでは恐怖心がありますけどね。
エッジはカチッとハマると、自然と板は曲がってくれます。その感覚を覚えてください。
それと、腰、肩を開くのが速いとNG、板と腰は同じ方向を向くように心がけてください。
前半でターン弧の内側を意識しすぎると、角付けと荷重が同時に行われてしまい、ズレます!
角付けが終わった後に荷重するように意識をもっていくと、カチッとはまりますよ!
④上半身をしっかり起こす
バックサイドターン後半にお尻から転倒する人。
これは上半身が後ろに傾斜(内斜)しすぎていて、いわゆる「お尻すべり」になっている状態です。
曲がりやすいのですが、抜重がしずらく、次のターンの態勢が取りにくくなります。
下図のような姿勢が理想です。
⑤前足と後足は独立して荷重する
よく均等荷重と言われますが、実際はターンの前半と後半で荷重方法は異なります。
前半(谷回り)は前足荷重
↓
中盤は均等荷重。
↓
後半(山回り)は後足荷重
中盤は、板を真上からしっかりと両足で踏み込みます。
エッジが抜けて尻餅をつく人は、加重が前よりになっている傾向がありますので、しっかりと後ろ足への荷重を忘れずに!
後半は、板を進行方向に送り出す感じ(やりすぎはNG)で。
まとめ
この5つのポイントは、スノボー歴20年以上の大先輩から教えてもらいました。
特に「ターン前半は足の左側で踏み込む」は全然知らなかったし、角付けした後に荷重することが、僕にとって一番効果がありました。
練習する場合は、なるべく幅の広く、比較的混雑していないゲレンデに行きます。
今はショートターンを猛特訓中です。
先輩にも言われましたが、上手い人の滑りをよく観察することで上達が早まるそうです。
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