現行のUnitbase4.5から機能を大幅アップしたUnitbase5.0がリリースされます。
2017年1月末時点において「Unitbase 4.5」の保守契約が有効であれば、無償でバージョンアップができるとのこと、発売時期は2017年1月20日(金)からで、製品の発送時期は2017年2月中旬以降になりそうです。
詳細は下記の公式サイトをご覧ください。
http://www.justsystems.com/jp/news/
バージョンアップで機能が強化される、これはうれしいのですが、一方で値上げがされるようです。
価格まで進化しなくて別にいいのに。
下記は公式サイトでも紹介されている価格の一例。
実際には代理店を挟むので仕切は安くはなります。年間保守料は20%ですね。
同時ログインプラン10 | 199万円(税別) |
年間保守料 | 39万8,000円(税別) |
今のところ、既に保守契約しているユーザーに関しては年間保守料据え置きのようですが、導入企業も1,000社を超えたらしいので、価格設定も強気、小さな会社であれば、導入の足かせになる価格設定です。
もしDBの容量がそれほど大きくならないようであれば、クラウド型のデータベース「nyoiBox(如意箱)」がおススメです。
月額480円/ユーザーで、最低3ユーザーから。気になる方は、まずは30日間の無料お試しをされてはいかがでしょうか。
http://www.ni-ware.com/nyoibox/
5.0でどんな機能が強化されるの?
では話を戻して、主なアップデート項目について見ていきます。
ここに書いた内容は予定機能ですので、変更の可能性があります。公式サイトをご確認ください。
主なアップデート項目
入力フォームの強化
フォームの項目配置が、現在の2カラムから4カラムへ変更。
1ページあたりの情報量が増え、わずらわしいスクロール操作が減りそう。
フィールドのフォーカス順が自由に設定できたらいいんだけど、それは実装されなかったね。残念!
見出しのリッチテキスト対応
黒文字だけだった文章を赤色などに変えることで、注意喚起の効果UPが期待できる。
いままで注意書とか書いていたけどほとんどユーザーの目に入らなかったので、これはいい!
フィールド間連携
2つのドロップダウンを連携させることが可能に。
例えば「商品分類」「商品名」、2つのドロップダウンがある場合、
最初に選択した「商品分類」に紐づく「商品名」だけが表示されるようになり、不要な選択肢は表示されない。
場合によっては、いくつか使いどころが思いついた。
条件付き入力チェックが可能に。
他のフィールドの値を使って入力チェックができる。
例えば、「出荷予定日」が「受注日」以降の日付でなかった場合にエラーメッセージを表示できるなど、データの整合性がUPする。これは明らかにおかしいだろ!といったデータが減るのはいいね。
条件によってフィールドの表示/非表示の切替も可能に。
クイックアクションナビの改善
ユーザーフレンドリーな画面を作成しやすくなる。
データベース画面にアクションメニューを埋め込み可能になる。別のDBへの切替が容易になるなどのメリットが。
また、DB毎にテーマカラーが設定できるため、自分が今どのDBにアクセスしているのかが直観的に把握できる。
この機能を待っていました!僕の場合、必ず本番用DBとは別に開発用DBを用意していますので。
開発用で試行錯誤をしながら、項目のカスタマイズを試してみて、上手くいったら本番用に適用する、みたいな。
で、よくあるのが、画面の見た目が同じだと開発用をいじっているはずが、きづかずに本番用をいじってしまってたという話。
よくありますよね。これを防ぐのが、DB毎にテーマカラー設定ができるというもの。
本番用には色を付けて、開発用には色をつけない、こうすることで操作ミスを防ぐことができそう。
データベース間のレコードコピー
あるデータベースに登録されたレコードの情報を、他のデータベースにコピーできる。
レコードを指定して一括コピーできるほか、決裁承認をトリガーとして自動コピーも可能。
うーん、テストしたいときに本番用DBの情報を開発用DBへコピーすることが簡単になりそうだね。
リレーションパネルの帳票出力
複数の明細が必要なケースにリレーションパネルを代用したり、帳票出力を行いたいがサブレコードも別DBできちんと管理したい場合に活用できる。
リレーションパネルの内容も含めた帳票出力。
今のところ使い道ないな、僕のところでは。。
対応環境、対応ブラウザーの拡充
Safari(iPad) / Google Chromeに対応
※iPad対応は閲覧・入力側の範囲のみ。データベース構築やシステム管理面はPCからを想定
僕の場合、Firefox使ってるから別に関係ないし・・
英語対応(2017年3月提供)
メニューやヘルプ、マニュアルを英語表示に切り替えられるようになります。
これこれ!待ってましたよ。それで、管理画面も英語になるのかな?
まとめ
ユーザーインターフェイスが強化!でも価格もUP。機能はすごくいいのにとても残念です。
既存ユーザーの保守料はしばらく据え置くらしいですが、いつ値上げするかもわかりませんよね。
僕はそろそろ、他の製品に乗り換えなきゃなと思い始めています。色々候補を探さなきゃいけませんな!
以前こんな記事も書いてみましたのでご参考になれば!
