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先日、エコキュートの給湯配管が破裂して困りましたが、その時の状況や対策方法について書いてみます。
気温が-4℃以下になることがある雪国の人は知っておいて損はないかと思いますが、多くの人はすでに知っている情報かもしれません。
給湯配管が破裂した時の状況
2018年1月15日、長岡市周辺の気温が-9℃を記録した日に起こりました。
-4℃を下回ることがめずらしい地域のため、この気温は異常なこと。
強い冬型の気圧配置でこの気温異常が起こった、ということですが、背景にはラニーニャ現象が関係しているらしいのです。
さて、配管が破裂した時間帯がはっきりとわかりませんが、エコキュートでなかったら気づくのが遅れていた可能性が高い、ということだけは間違いありません。
当日の朝、顔を洗うため蛇口を捻ったのですが、お湯が出てこない。
最初、配管が凍っただけかと思ったのですが、エコキュートのモニターをチェックしたところ、異常な点がみつかりました。
- 満タンのはずのタンク残量が残りわずか
- 給湯メータが6,500ℓを超える異常な数値
わが家のエコキュートはPanasonic製ですが、タンク内のお湯残量や、給湯量を見る機能があらかじめ備わっているため、日ごろからこまめにチェックしていました。
6,500ℓは我が家の10日分の給湯量に相当します。加えてタンクがほぼ空になっている状況から、給湯配管からお湯が漏れていることが容易に想像できました。
案の定、外に出てエコキュートが設置してある場所へ向かうと、その周辺だけなぜか雪がまったくない。
そして、配管から「バシャバシャ」とお湯が勢いよく流れ出ていて、それをしばらく茫然と眺めていました・・
この後、親しい電気屋さん(エコキュートもこの人が設置)に連絡をとり、電話で教えてもらいながら弁を閉めてお湯を止める措置をとり、とりあえずお湯の流出を防ぐことに成功しました。
(恒久対策については、下の方で書いています)
配管破裂の原因
エコキュートの取付工事の時にお世話になった水道屋さんに聞きました。
基本的に、給湯用の配管はマイナス何十度にも耐えられる設計になっているそうですが、我が家のように老朽化した配管の場合は凍結させてはダメだとか。
老朽化した配管に存在するヒビ、に染み込んだ水が凍結して破裂するんだそうです。
水は凍結すると体積が膨張しますからね。
配管も断熱材で覆われていたのですが、その程度では凍結は防ぐことができないそうです。
老朽化した配管を新しくできれば一番良いのですが、難しい場合は凍結しない対策を取る必要があります。
凍結防止対策
次の2通りあるそうですが、我が家では2番目の対策を採用しました。
- お湯の蛇口から、ちょろちょろと水を流し続ける
- 給湯配管に凍結防止用のヒーターを設置
①お湯の蛇口から、ちょろちょろと水を流し続ける
-4℃を下回る場合に行います。
水道代が気になるので、お湯がどの程度流れるのか調べたことがあります。
その時は、22時から朝6時まで流し続けたのですが、エコキュートのメーターで200ℓほど流したことが確認できました。
計算すると、100円以下です。
たいした水道代もかからないのですが、この方法でも良いのですが・・・
家を留守にしていたり、うっかり忘れてしまうと大変なので恒久対策ではないかと考えます。
②給湯配管に凍結防止用のヒーターを設置
わが家で採用した案です。
工事は知り合いの電気屋に頼みましたが、設置は数時間でおわりました。
話をきけば、気温が一定以下に下がると自動的にヒーターが稼働するようになっているそうです。
この工事をしてからというもの、-4℃以下になっても凍結することがなくなりました。
下の写真のように、雪に埋もれちゃってますが、全然凍結してませんよ!
恒久対策を考えたい場合は、ヒーターの設置がおすすめです。
さいごに
給湯配管の対策はこれでばっちりですが、水道配管の方はどうしよう?というのが悩みです。
給湯側よりも凍結する確率は低いですが、念のため、水をちょろちょろ出しておこうかな、と思います。