結婚前の両家の取り決めで、染色体検査で異常なしの場合だけ産むことにしていました。
高齢出産で羊水検査は避けて通れないようです。
わが家の場合、嫁が最初に通った病院と、今通っている病院は違います。
比較的規模が大きく、羊水検査を受けることができる総合病院に変えました。
最初の病院は個人院で、羊水検査などに関しては反対派。羊水検査も中絶も一切行っていませんでした。
もし身体に異常があるとわかっていても、妊婦に知らせず産ませたという噂もあるぐらいでしたので
今通っている大病院で検査を受け、出産もお願いしようと思っています。
さて先日、羊水検査を受けるため夫婦二人で説明を聞いてきました。
以下は実際に医師から聞いた情報です。
※年代、病院、医師によって説明内容は異なると思います。
年齢の母体に与える影響
母体年齢が上昇するとともに、染色体異常の頻度が上昇するとされています。
染色体とは人間の細胞1つ1つに組み込まれている人間の設計図のようなものです。
ヒトの場合、通常は1つの細胞に44本の常染色体と2本の性染色体の46本が入っています。
この本数が違ったり形が異なったりするものを染色体異常といいます。
染色体異常に伴う症状はは、その染色体異常により異なり、短命に終わることの多いものから、日常生活にほとんど問題の無いものなでさまざまです。
※染色体異常に対する根治治療法はありません。合併した疾患(個人により異なる)に対する療法を行うことになります。
母体年齢と染色体異常のリスクについて
ある報告書によると、40歳では以下のように言われています。
ダウン症候群頻度:1/86(約1%)
全染色体異常を含めた頻度:1/39(約3%)
(この報告書が古いものなので目安と考えて下さいと言われました)
羊水穿刺(せんし)による胎児染色体検査
妊娠16~17週頃に行います。
超音波検査で確認しながら母体の腹部より子宮内に細い針を刺し、羊水を約20-25ml採取して専門の検査機関に送ります。
- 入院期間:1泊2日
- 最終診断までの期間:約3週間
- 費用:自費(検査費+入院費) ※保険は適用されません、約15万以上
羊水穿刺による合併症
流産・破水・出血・感染・腹腔内臓器損傷などは1/300回起こるとされています。
- 1回の穿刺で羊水が採取できない場合や何らかの理由で検査を途中で中断せざるをえないことがあります。
- 稀に結果自体が得られない場合や間違った結果が出ることがあります。
- 羊水穿刺による胎児染色体検査を受けるにあたって、御夫婦の十分な理解と同意が必要になります。
※この検査で異常がなければ「まったく異常のない赤ちゃん」が産まれてくるというわけではありません。染色体異常以外の胎児異常は把握できません。全ての胎児病のうち染色体異常に起因するものは一割未満とされています。染色体が正常でも何らかの奇形や異常をもった子が産まれてくる可能性はあります。
あと書き
以上の説明を聞いて夫婦で同意書にサインしました。
検査結果が出てから、2~3日以内に中絶するか答えを出さないといけません。
ほとんどの人が、この検査を受けると決めた時点で答えは決まっているそうです。
もうじき検査日がやってきます。
良い結果が出るといいなぁ。。
追記
検査を受けた時のお話
子供が産まれた時のお話